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 六月八日午前十時五分、名古屋市守山区・陸上自衛隊第十師団司令部。地震発生と同時に静岡県と愛知県から災害派遣要請がされており、それに対応する隊を編成する作業が行われていた。
「有事用に何人残しますか!?」
 各駐屯地への指令チャネルを扱う男性通信官が聞く。東京・市ヶ谷の防衛省地下にある総合指揮所と大阪・伊丹にある中部方面総監部の意見も伺いつつ方針を決定するのは、師団司令の川越 昭光。
「こちらは太平洋側だ、最小限で構わない」
「では守山は一小隊残します!」
 川越は頷き、追加の指示。
「通信要員も少し残せ」
「了解です!」
「各駐屯地も同じ対応をとるよう伝達。豊川は東三河支援、余裕があれば静岡西部も。春日井は瀬戸市を回って豊田市小原支所へ移動。奥三河への前進基地とする。守山は一部を春日井へ合流、及び残りの部隊は尾張・知多・西三河地域の要請を中心に処理。各務原にいる部隊も愛知県内に回せ。久居は三重県中南部へ」
 豊川駐屯地の人員を東部方面である静岡県西部へ派遣することは越権行為だが、その地域には航空自衛隊基地しかなく(陸上自衛隊は御殿場に集中する)航空自衛隊は災害派遣に向いていない。第十師団のある特性も踏まえての判断だった。
「明野は?」
 明野は、三重県伊勢市にある陸上自衛隊の駐屯地である。陸上自衛隊の航空学校はここにあり、岐阜各務原の航空自衛隊・飛行開発実験団に戦闘機が揃うのと同様、ヘリコプターはほぼ全機種そろう。またセントレアに隣接する空域で独自の進入管制も行っている。なので
「航空部隊中心だから……空中消火は出来るか?」
と、川越は聞く。
「航空学校所属のヘリを使えば、何とか」
「じゃあ県にパケット借用の交渉。準備した実績のある伊丹にも支援要請を」
「総監部に連絡入れます!」
「ああ、今までの指示も追認を取っておいてくれ」
「了解!」
 陸上自衛隊は、着々と体勢を作りつつあった。戦闘部隊を持たない航空自衛隊小牧基地も物資輸送の体勢を取る。同じ航空施設を共用する名古屋飛行場(通称県営名古屋空港)では愛知県の防災ヘリも離陸し、被害状況を県災害対策本部へ伝える業務へ入った。事前に作成された防災計画通りの動きである。この東海・東南海連動型という愛知県にとっては最悪に近いパターンであったのにも関わらず、防災計画は全て上手く、
今のところは機能していた。

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愛知川香良洲
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性別:
非公開
職業:
今年も、予備校生……
趣味:
小説を読む、書く。
自己紹介:
 小説を書くのと勉強に忙しい予備校生。アニメやライトノベルが大好き。「今年は受かってるかなぁ? あれ、番号、ない……」と言う訳で2011年も予備校生のまま。ケータイを無くしたので更新も停止中。
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